家具製作者のMさんが経営する、古書店と家具屋と茶房と工房が一体となったような場所だ。
以前から仕事を通じて凄腕なのは知っていたが、凄腕というよりCrazyだった。
椅子、机、風呂から家まで緻密なアイデアと施工方法でどんどんつくりまくる。
Mさんの様に自分で図面を描いて自分でつくるということは、
可能性と危険性が同居する行為だといえる。
アイデアと図面が緻密であればあるほど確実に製作物の質はあがるが
つくり手としての自分は時間的にも経済的にも体力的にも精神的にも窮地に追い込まれる。
日曜大工さえ拒絶する私には想像のつかない境地だ。
出来たての家を見せて頂いた。
オーク材の小さなブロックで貼り巡らされた床や造作。
そのアイデアのシンプルさの一方で、
間断なく水平垂直に連続させるのは骨が軋むような作業の連続だろう。
半日、いろんな仕事を拝見し、さまざまな話をした。
今年一緒に仕事をはじめる約束をして別れた。
自分で描いて、自分でつくる。
めまいがするほど危険だ。
Wao Crazy!
私に出来るかどうかは別にして、四国を総括すると、、、
・実験と失敗を重ねて方向を見出すことは時間がかかるが実りが大きい。
・可能性と危険性が表裏一体となるような仕事の仕方を選択するべきだ。
・Crazy四国はプロレスラーのリングネームのようだが、かなり弱そうだ。
N.F