お盆の3日間、都内の展覧会場8か所に「入り浸った」。 そして「観て、診て、視た」。

8月13日
14:00 ①森鴎外記念館  「教室で出会う鴎外―鴎外と仲良くする方法」
17:00 ②エスパス・ルイヴィトン 「映画監督スティーブ マックィーン 展」
8月14日
11:00 ③目黒区美術館 「ジョージ・ネルソン展-建築家、ライター、デザイナー、教育者」
14:00 ④江戸東京たてもの園 「ジブリの立体建造物 展」
17:00 ⑤江戸東京博物館  「思い出のマーニー × 種田陽平 展」
19:00 ⑥森アーツセンター 「ガウディ × 井上雄彦 展」
8月15日
11:00 ⑦板橋区立美術館 「イタリア・ボローニャ国際絵本原画 展」
14:00 ⑧さいたま県立近代美術館 「戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家」

訪れた展覧会はどれも「妄想」と「解題」のせめぎ合いだった。

「妄想」はデザインの根っこにあるもので、ラフスケッチや映像や手記などで表現される。
「解題」とは第3者による客観的な説明で、展覧会では羅針盤やGPSのような役割をもつ。

学ぶべきはその比重の掛け方。

以下まとめると、、、
 「解題」先行型・・・遊びがない。やはり文学や建築を展示にするのは難しい!
①森鴎外記念館  「教室で出会う鴎外―鴎外と仲良くする方法」
⑧さいたま県立近代美術館 「戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家」
 「妄想と解題」均等型・・・知識がなくても、オタクじゃなくても、わかりやすい!
③目黒区美術館 「ジョージ・ネルソン展-建築家、ライター、デザイナー、教育者」
④江戸東京たてもの園 「ジブリの立体建造物 展」
⑦板橋区立美術館 「イタリア・ボローニャ国際絵本原画 展」

  「妄想」先行型・・・なんだかわからないが、記憶に残った!
②エスパス・ルイヴィトン 「映画監督スティーブ マックィーン 展」
⑤江戸東京博物館  「思い出のマーニー × 種田陽平 展」
⑥森アーツセンター 「ガウディ × 井上雄彦 展」

中でも②が一番明快なプレゼン方法をとっていた。

まったく意味を示さないまま「妄想」だけを会場で見せ、場外でスタッフの口頭による「解題」だけが示される。

最後に進呈されるパンフ兼ポスターには、 「妄想」と「解題」は一体になって一枚の紙の上に焼き付けられている。
写真がそのパンフ兼ポスター。

実感したこと。

「妄想」と「解題」を完全分離せよ!
「妄想」と「解題」を完全融合せよ!

こんなんで、夏休みの宿題を許してもらえるだろうか?
N.F