年末に選挙を控え、お前はバカか?といわれるかも知れないが、
人類にとってartは大切だ。
いや、こんな時こそ重要だ。
私なりのartの条件は以下である。
一、何の役にも立たない
一、存在の意味を限定できない
一、でも何だか凄い
この三つがそろえば、それはその人にとってのartだといえる。
そして、この条件ゆえにartは「答え」を性急に渇望する者を容赦なく突き放す。
追い詰められた人間にとって、それは厳しいことである一方、
良い答えをつかみ取るのは難しいんだよ、との励ましにもとれる。
スポーツや政治、ものづくりの世界でシノギを削る人たちが自分にとってのartを
大切にする理由がここにある。
困難に当たると、ついつい逃げ道を探したくなる今日このごろのボクちんでは
あるが、それでもartとの対話が何かを生みだすことには気づいている。
写真は、図書館ホールのリノヴェーションのためにつくったソファ。
私にとってのartである石庭に半年間突き放され続けながら、徐々にカタチになった。
左下が最初に描いたいい加減な絵。右下が引き締まった感じの最終モデル。
どこから眺めても違うカタチで、ホール全体の印象を限定させない。
また、複数を様々に組み合わせることもできる。
世界のものづくりの水準を熟知するarflex社とcondehouse社の技術によって製作される。
年末の選挙、どこを選択するかはartに乞うことにする。
自民は民主よりはマシなのか?
第3極の極は多すぎないか?
こうなった場合の無所属の意味は?
N.F