- あなたはボールを手にしてます。
- 前方からは敵、敵、敵。
- 時間はない。さてどうする!?
フットボールは約90分間、ずっとこの状態がつづく。
筋力は消耗するし、酸欠で頭も回転しない。
この状況下で重要なのは「意図の持続」である。
ヘバリそうになっても、あらゆる動作やプレーに自身の「意図」を込められるか。
「本来フットボールはどうプレーするべきか?」
この問いを考え続けることが、明確な「意図」を育むのだ。
シンプルだけれど正解はない。だから浅くもあり深くもあり。凡庸にも偉大にもなれる。
戦略や技術の伝授とは違い、意図を育むための練習も指導も存在しない。
それはチームというより個人の領域に属している。
昼夜を分かたず、問い続けなければ明確な「意図」は心身に宿ってはくれないのだ。
しかし、ひとたび明確な意図を獲得し、もしゲームにおいて持続できれば、
必ずや観る人に伝わるものだし、共感と感動を得ると確信する。
最近、仕事上でのテーマは「意図の持続」である。
大変むずかしい。
「本来、どうなん?」
その問いだけにシガミツクことにしている。
戦略や技術に沿った、スマートな仕事運びではプロジェクトの到達点は低いと感じているからだ。
N.F