モノづくりにしがみついて20年、ようやく何かが見えてきた!!
・・・まあ、年中こんなことを叫んでいるのだが。。。
しかし、今度はどうも「来タ」らしい。
転機はデスクワークから距離をとって、生産技術の現場に飛び込んだことだ。
約3年たつが、多くの新鮮なアイデアやモノづくりに対するcrazyさを
手中に納めてきた。
つまりinputに熱中した時間がすぎ、ようやくoutputに反転しはじめたのだ。
自分たちの走っている姿なんて、自分からは見えないから「inputからoutputへの反転」なんてカッコウつけてもしょうがないが、「outputの方法」が変化したのはかろうじて実感できる。
それを言葉であらわすのは難しいが、
-我々はdevice【装置】に熱中しはじめている-
とさらにカッコウをつけてみたい。
建築か、インテリアか、庭か、公共空間か、家具か、アイコンか、映像か、
ほとんど境界認識が不能になっているのは
様々な生産技術の現場で、日夜を問わずdeviceの作製に取り組む
経営者や職人との交流を通じて育まれた感覚だといえる。
もはや、目の前の対象に謙虚さと冴えをもって、取り組むだけだ。
写真は子供の遊具であるが、机でイイ気になって線を走らせていた
頃にはできないシロモノだ。
このサイズや複雑さは土木工事や家電、PCや航空機まで汎用性のあるFRPの生産技術への尊敬から生まれたことは間違いない。
けっして子供目線に合わせた発想ではないことは告白しなければならない。
しかし、なんとか子供の潜在能力を刺激するものになってほしい。
いや、なるはずだ。
うん?なれるのか?
N.F