skill その1

昔、大学の建築学科の授業で、ある先生が学生に
「学校はスキルを学ぶ場ではない。」という様なことを言った。
「スキルは小手先の技術である」というニュアンスが含まれていて
その時は流してしまったが、心では未消化のままだった。
なぜ未消化だったか。。。?
「スキル」は小手先の技術なんかではなく、獲得するには
非常に労力を要するものだと、どこかで感じていたからだ。


ポルトガル生まれのメスキータさんはヨーロッパ各地で革や金属加工の修行をして来た。
ある年齢でNYでトップサービスという靴修理の店を開業させた。
技術的に難しい折れたピンヒールの金物を引き抜いて交換したり、
高齢者の紐靴を履き易いようにマジックテープ仕様にしたり、
コレクションショーの靴をよりファッショナブルに改造したり、
高級靴店の売り子さんに靴の構造を講義したり、
樹形図の様に守備範囲は広がる。
そして顧客の満足度は非常に高い。

メスキータさん曰く
「どんな靴でもやることは同じだから、全工程に手を抜かない。」
「お客さんはこちらの仕事に対し、驚くほど喜んでくれるんだ。」
仕事外では店の上階にある自宅を時間をかけて改修したり、
時計の分解修理をすることで、手と目と頭を鍛えているそうだ。

メスキータさん、あなたにとってスキルとは何ですか?

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