北からの光が、寺の本殿の背後から入ってくる様子に我々も感動しました。
女性の一人暮らし故、防犯上開閉する窓を少なくしたいという要望が通気のスリットや隠しポストのアイデアにつながり、それがこの家の居心地の良さにつながったのだと思います。
車庫の横の黒い板の隙間がポストと通気口になっているなんて、あなたと郵便局と新聞配達と工務店と私しか知りません、、、って結構しってるやん!
ハウスメーカーや建材会社や住宅建築家の方などのもつ情報やスキルは、どんどん複雑化、専門化し、家をつくることはクライアントにとっては楽しみな反面、苦行になりつつあります。
p.b.Vはこの状況の中で家の設計に直面した時に非常に悩みます。求められるものが複雑で、それがクライアントの幸福につながるとは思えないから。
あなたの家を思い起こしながら、この様な家をつくる機会にいつかめぐり合いたいと夢想する今日この頃です。
難病が発症しないことを祈りつつ。