店をタナと呼んだ時の語源は「棚」。
「店=見せるための棚」となるが、これを乱暴に再解釈するならcontent。
隠したい中身ではなく、積極的にひけらかしたい中身。
このプロジェクトには図書館やフィットネス、コンビニ、保健センター
など様々なcontentが入る建築である。
一方、この建築物は駅前通りと公園をつなぐ約100mのバイパスにもなる。
そこを歩くと、、、
ルームランナーやハングバーと格闘する人たち
ヨガで汗だくの人たち
マガジンやフードを物色する人たち
勉強にいそしむ人たち
まちづくりの準備をする人たち
検診車に列をなす人たち
が格子状の窓から断続的に見える。
消費プレッシャーをあびる大都市の商業空間ではcontent は「商品やインテリアデザイン」だが、
地方都市においてcontent は「人々が何かに向き合う姿そのもの」である・・・
と直感するがそれはなぜか!?!????
じっくり考えてみたい問いである。