窓にも働いてもらわなくてはならない。
全国の「働く窓」を取材した。
江戸期の商家の窓。明らかに外敵からの防御のために働いている。
しかし、内側から見ると防火のために漆喰で白く塗られているため、光を拡散するためにも働いている。いいーねっ!
これは日土小学校の窓。
防御の目的はもたない。漆喰で塗られているわけでもないので防火性もないし白いわけでもない。
しかし、連続する細い格子がうすいグリーンでぬられているため、内部は非常に柔らかい光に満たされる。白との違いはその場に行ってみないと実感できない。
下は神戸の商業施設の窓。ガラスを支える柱の正面と奥のピースが黒と白で塗り分けられている。
つくられた時期も目的も違うが、前述の商家と小学校の例を重ねると、この窓がどう働いているかが理解できる。
最後は昭和初期の建物のリニューアル部分の窓。
この窓も地味によく働いているように見えた。人気のカフェで、外の椅子で待つ人も多い。
さてこの窓がどう働いているか、想像してみてください。 ^_^.