「ふる里」の理由1/居酒屋ふる里(public house/ Sapporo/ 2012-2020 )

水産会社が経営する居酒屋ふる里は、40年(ほど)続く地域密着店である。
マニアや追っかけ的常連の「漁礁」の様なお店の改装は
大変だろうなー。難しいだろうなー。
依頼が来たら逃げるしかないよなー。
そんことを思いながら無名の客として飲んでいた。
しかしわからないもので、2012年と2020年の2回にわたり漁礁に「メス」を入れるはめになった。

この仕事の難しさの本質は何か?
それはこの店の魅力の発信源が「手間と情報」であり、
「建築的なアイデアや構想力」はほとんど必要とされてなかった点にある。
しかし、本当に必要とされていないのか?
この問いから長ーい試行錯誤がはじまった。



そして「手間と情報」の決定打はこれである。