Room chair /札幌中央図書館 (Library renovation / Sapporo)

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今回は「開かれた個室」のつくり方がテーマである。

 

 

「とにかく席数を増やしたいのです、たとえばここ。」

Room chair 1.jpg担当の方の説明をうけながら、これは席数以前に「例えツッコミ」をしたくなる状況だと思った。

特急の座席かっ?   101匹ワンちゃんかっ?  左むけー左っ!かっ?

 

この配置をみたイタリアの著名な図書館プロデューサーは、そのユーモラスな並びの感動ショットを撮影し、「日本人は会話ベタから目線を合わせたくないので、これでいいのでは?」と皮肉をチクリ。

 

しかしここは日本。おしゃべりマニアが集うイタリアではない。

それで、捻り出したのがこれ↓

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眼線を合わせたくないなら、部屋にひきコモるべし。題してRoom chair。

古い椅子をリニューアルし、その脚を差し込める穴あきの床と間仕切りからなるユニットである。

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間隔が詰まるので席数は増えるし、人に包囲されても自分の世界にひきコモれる。

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おまけに睡眠もとれ、再び読書に邁進できるのだ。

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ダメージキャッチャー /桜台こども園(Nursery school/ Sapporo/ 2015)

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建築は様々なダメージを受ける。

時には跳ね返し、時にはかわし、時にはだまし。

そのための合理的な部位の関係性を考え抜くのが面白い。

色んな部位がダメージを受けるのだが、その一番手は屋根だろう。

 

伊勢の神殿のように、屋根は完成時にはこんなにも美しい。

 

それが20年経つと、、、

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左が建て替え後のもの、右が20年を経たもの。

茅葺とはいえ、相当なダメージを受ける。

しかし、そのダメージは熱や紫外線や降雨のエネルギーを屋根が吸収したからで

その代わりに荷重や揺れのエネルギーを吸収する壁や柱、床や基礎が守られる。

 

このプロジェクトは、低くて長くて細いコンクリートのプロポーションになる。

だから、地震のネジレや熱の収縮膨張にさらされる。

それを吸収するのは基礎や壁であるから、屋根が重要ということになる。

 

式年遷宮後の状態を観察して、ダメージキャッチャーとしての屋根を構想することにした。