p.b.V: 2018年1月アーカイブ

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内部から支えている木の骨組みだけ残して、沈下している部分の軟石をはずした。

中に入ると、、、

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建設以来、ずっと暗かった石蔵に光が射しこんだ。

そして再び外側から壁を貼る。

とにかく軽量な壁。

サランラップで包みたいくらいだが、、、

軽量×耐水×耐風圧×安価=ポリカーボネート中空板22mm+カラマツ板材12mm

となった。

ポリカは国内メーカーから調達すると250万円。

生産地イタリアから台湾経由で輸入すると70万円。

なぜそうなるかはさておき、こんな感じになる。

減量2-3.jpg

 

七転八倒、艱難辛苦、呉越同舟、孟母三遷、蒙古襲来、、、

とにかく苦しんだ末に完成した5分の映像。

3000カット余りのスチールと十数時間に及ぶビデオ。

無限の展開が可能なはずの情報量のうち99.9%を断捨離し完成した。

写真家、音楽家、映像作家の協力を経て

映像の世界の深さ、難しさ、楽しさを十二分に満喫した6か月間だった。

映像の世界①.jpg

映像の大半は半島の自然や暮らしを紹介するものだが、途中に建築の変身をテーマにした

十数秒が挟まれる。

スチールとグラフィックと音楽とテロップを合成してつくったものだ。

木造の鰊加工工場、コンクリートブロックのサイロ、鉄骨の牛舎。

近代産業の遺物が変身するくだりである。

映像の世界②.jpg

映像の世界③.jpg

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数コマの連写で、瞬時にそして少し乱暴に建築のロケーション・サイズ・素材感・アクティビティを伝えるためには有効なプレゼン方法だと思った。

 

しかし、3Dだろうが4DだろうがVRだろうが、最終的には2Dのスクリーンに投影される

映像の世界はつねに可能性と限界が隣り合っている。

閃きや感性がなければ創れない、厳しい世界だ。

この魅力的で危険すぎるヌカルミを卒業し、建築の世界にもどる時間が来た。