桜台こども園: 2015年6月アーカイブ

ダメージキャッチャー1.jpg

建築は様々なダメージを受ける。

時には跳ね返し、時にはかわし、時にはだまし。

そのための合理的な部位の関係性を考え抜くのが面白い。

色んな部位がダメージを受けるのだが、その一番手は屋根だろう。

 

伊勢の神殿のように、屋根は完成時にはこんなにも美しい。

 

それが20年経つと、、、

ダメージキャッチャー2.jpg

左が建て替え後のもの、右が20年を経たもの。

茅葺とはいえ、相当なダメージを受ける。

しかし、そのダメージは熱や紫外線や降雨のエネルギーを屋根が吸収したからで

その代わりに荷重や揺れのエネルギーを吸収する壁や柱、床や基礎が守られる。

 

このプロジェクトは、低くて長くて細いコンクリートのプロポーションになる。

だから、地震のネジレや熱の収縮膨張にさらされる。

それを吸収するのは基礎や壁であるから、屋根が重要ということになる。

 

式年遷宮後の状態を観察して、ダメージキャッチャーとしての屋根を構想することにした。