Hiraku /kro 積丹 (Vacation meeting / Shakotan / 2016)

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この古い石蔵の活かし方について、二つの面から検討しなければならない。

それは運用と設計。

この二つを混同してはいけない。両者は殆ど無関係。

運用については、地元の所有者の方々や我々のブレインとの議論の積上げ中である。

しかし設計については、論より証拠、つまり実感できるアイデアこそが重要なのだ。

 

外壁は厚み15センチの軟石である。

Hiraku①.jpg

 

しかし中に入ると木造であることがわかる。 Hiraku②.jpg

 

木骨石造といって北海道では一般的な工法で、

木の構造体に石が外側から張り付いている。

 

調査をしていると外壁の一端が数センチ沈下していた。

それに伴い、石にも隙間が出来ていた。

Hiraku③.jpg

その部分を内側から見ると、隙間から光が射している。

閉鎖的で暗い石蔵が、そこだけ「呼吸」しているようだった。

 

 

これは「サイレントスペース」というお気に入りの写真集で古い蔵や納屋がたくさん記録されている。 

Hiraku④.jpg

壁が解体された木造納屋と屋根が焼け落ちた石蔵の写真があった。

実際使うには不便だが、閉じた空間が開かれたときの魅力は伝わって来た。

 

閉じられた箱は、開けたくなる。。。