階段とソファー 1  /kro 丹後 (Vacation meeting / Kyoto / 2015)

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階段の傾斜を心身のリラックスに活かせないか?

この問いは私を力強く導くとともに、試練を課した。

 

まずは手早く頭の中身を絵にした。

まるで巨匠のファーストイメージの様なものになってしまった。 こらアカン、、、

 

階段とソファ1.jpg  

体を包むための3次局面。複雑な骨組。困難な縫製。

課題は山積。

製作パートナーのアルフレックス社の反応もシブい。

これはモノづくりの過程としてはよくあること。

謙虚さと冴えが欠落しているのだ。

 

さて、それから半年たったある日、謙虚になった。

「階段の傾斜を活かす」という問いに再び向き合える状況になった。

(半年もかけんな!!)

階段とソファ2.jpg

板を傾斜に沿って折った様な形になった。

しかし階段の傾斜と同じにすると少し角度がキツい。

心身のリラックスのためには、もう少しゆるくしたい。

 

従って、微妙な角度に追従するような脚のアイデアが必要だ。

角度がどうなっても、プロポーションを気にせず、

自由気ままに納まってくれるカタチ。

 

階段とソファ3.jpg

アイデアなんてどこからやって来るかなんてわからない。

カーオーディオのスピーカーが振動に追従するため5角形メッシュに

なっていることを知ってから、私の人生に光が射した。(笑)

 

脚は不等辺5角形で、、

 

謙虚さを得るには時間がかかり、

冴えを得るには偶然が不可欠。

 

つづく。