刀1.jpgこの日は北海道大学建築学科の卒業設計のプレゼン。

私はゲスト講評者として招かれた。

アカデミックな雰囲気とは縁遠い日常を過ごす私にとって、非常に難しい時間である。

教育現場の論理と、営利活動を行う我々の理屈との間にズレが存在するからだ。

 

講評者だからといって道徳的でカッコをつけたコメントを放つのは、それを言う私の方が耐えがたい。

かといって我々の日常を持ち込み過ぎたら、無法者あるいは道場破り扱いされる。

なんとかバランスを探り出そうと、密かにモガくのだが、、、

刀2.jpg

中座しトイレにいった帰り、ロビーにならんだ「出待ちの模型群」と遭遇した。

足が止まった。

希望、迷い、諦め、粘り、不安、楽観・・・複雑な感情が凝縮されている様にハッとした。

p.b.Vのオフィスと全く同じ情景に、我に返った。

これらは磨ぎ切れていない刀だ。学生はその刀を携え壇上に。。。

 

その刀を受けとめ切り返すのは、私自身の持つ刀意外にないはず。

バランスなんてとっている場合ではない。

 

p.b.Vの日常、泥にまみれて磨いだ刀を試しに来たと了解した。

で、どうなったか?

私は傷だらけ。二日たっても癒えない。 

しかし中には無傷の人も。なぜなら刀を抜かなかったから。

N.F

 

 

 

新居にて

今日から、新しい住まいに移った。

といっても、当社のホームページのことですが。

半年の時間をかけてデザインしてもらったp.b.Vのための新居である。

丁寧に設計された空間に大変満足している。

これからは住み手である我々が、この住まいを育てていかなければならない。

 

この住まいは3本の柱で建っている。

 Day by Day  ・・・これまで通り、日々のことを書く。

 Work  Rate ・・・これからあらたに、仕事のレポートとして育てていく。

 Void   巡礼   ・・・賛否の意見があったが、今後はマニアックな旅の情報誌のように変貌させ、

               我々のリノヴェーション事業Kroと連動していく。

 

スタッフはp.b.Vのコア3名に加え、非常勤的に我々をサポートしてくれる2名の参加を得た。

新居のディレクションとデザインもお願いした。

今後は客観的な立ち位置で、p.b.Vのプロジェクトに容赦なく「ムチとアメ」を与えてくれるだろう。

 

まだ、解いてない荷物も多いし、収納方法にも迷っている。

しかし、真新しい空間が、この小さな迷いを一蹴してくれることだろう。

N.F