2018年1月アーカイブ

この世の中でこわいものは?と聞かれたら、、、

まず、あの世からの使者だろう。

まだこの世にやり残したことがあるから、もう少し待ってほしいのです。

もうひとつは、、、人。それも無防備な人。

もしそれが意識的だったら相当手ごわい人だ。

  意識的に無防備.jpg

ヘルンは毎夜、妻の話に耳を傾ける。意識的に、無防備に。

あらゆる先入観をなくして、物事の本質を感じるために。

完全なるオープンマインド。いやノーガード戦法だ。

小声でゆっくりと片言の英語で語られるのは、通俗的な日本の怪談である。

耳から心へそのまま入った言葉は熟成された後、英語で書き直される。

 

再話=re-telling:魂を吹き込んで語りなおす

 

 

偶然の出会い、不合理な別れ、説明のつかない再会と突然の結末。

 

簡潔なセリフによる展開と緻密なト書きで、通俗的で凡庸な伝承が

普遍的で心に刺さり込むサスペンスに語りなおされる。

 

 The Story of Mimi-Nashi-Hoichi , Rokuro-kubi , Yuki-Onna

などの有名なKwaidanは「再話=Re-telling」によって生み出された。

 

 

ヘルンは日本という未知なるものの本質をとらえるために

終生「意識的な無防備」でありつづけた

 

我々は日々の仕事において、通俗さや凡庸さを、普遍性に磨き上げる能力

を渇望する。

つくるものがインスタ映えなんてしなくていいから 

その能力がほしい!本当にほしい!ああほしい。。。

しかし意識すればするほどそれは困難だ。

 

Kwaidanが伝えているのは、日本が幽霊天国であるということではない。

意識的に無防備でいることが、見えないものを可視化し、

俗を聖に静かに移動させ、凡庸を普遍に化けさせるための術

そのものなのである。。ということだ。

 

 

ヘルンこと小泉八雲は日本のことを、ワンフレーズで切り取る。

 - 様々なものが無限に手作りされてきた国

N.F 

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