Crazy四国 ①

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頭と気持ちが渇いた時、どの様に潤いを取り戻すか?

軽い渇きなら、旅や読書やスポーツに逃げ込むことは有効だ。

しかし、枯渇に近くなった場合はどうだろう?

私はひたすらCrazyを追い求める。

 

Crazyとは風景とか建築とかデザインではない。

人間と仕事だ。

とうてい太刀打ちできないCrazyに出くわした時

諦めや絶望とともに自分が覚醒するという快感。

Mと言われても致し方ない。

  

というわけで、ある小学校を訪れた。

それは四国の西端の山間にある築60年の木造の建物だ。

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これを設計した松村さんは当時の市の職員で、たくさんの学校や病院をつくった。

数々のアイデアとエラー。そして手に入れた確かな工法。

この建築はその集大成であり、現在も重要文化財として保存活用されている。

 

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 特に窓とペイントと階段、つまり光と色と重力は子供を覚醒させると確信しながら

何度もエラーを繰り返したことは、一目でビンビン伝わってくる。

私の拡散的な仕事のやり方をイヤというほど自覚させられ、絶望感がたまらない。

 

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遊び心も容赦がない。この小さな図書室ではローテクで繰り出されるたくさんの楽しい技の

到達度には脅威さえ感じた。

 

 

自らのものづくりの戦場として、故郷の市役所を選択したこと。

40の公共建築を通し、理想の形に何度も挑戦したこと。

失敗をまったく恐れないこと。

ご自身曰く、退職後に自身の事務所で楽しんでやった仕事の質が低かったこと。

 

市役所時代の言葉 

― つづまることろ、気を長く持って、うまず、たゆまず、

― 目に訴えて、コレデモか、コレデモか

 

Wao Crazy!

N.F

 

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