2016年6月アーカイブ

Snow peak HQ

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現場重視を意味する「臨床」という言葉は医学や心理学にはよく使われるが、

商品開発にも有効な方法である。

snow peak社はアウトドアグッズを通して、臨床を実践している。

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本社は金属加工が盛んな新潟県三条市にあり、

地場産業の技術がデザインの発想に活かされている。

オフィスはフリーアドレスで、企画・デザイン・営業・コールセンターの担当が混在している。

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自社製のテントがミーティングスペースになっている。

デザイナーは商品企画からデザイン、地元工場との製作交渉まで担当者が「通し」で行う。

オフィスはリペアルームに繋がっていて、全国から集まった修理対象品と格闘の日々が続いている。

 

オフィス建物の隣接地は自社運営のキャンプフィールドになっている。

悪天候時にはオフィスの窓から自社製品の強度や性能と向き合うことになる。

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「臨床」という言葉は、このフィールドを眺めて私の頭に浮かんだ。

 

①  @オフィス・・・本当につくりたい商品の探究

②  @地場工場・・・デザインと技術とコストの戦場

③  @キャンプフィールド・・・性能と強度の真剣試合

④  @リペアルーム・・商品企画へのフィードバック

 

現場重視という意味で、①と④の繰り返しが、私のこれまで考えてきた「臨床」だった。

しかし③「キャンプフィールドという実験室」を眼前に設けること。

そして②「地場産業という伝統文化」にまで臨床の対象を広げていること。

この2点が私の中の「臨床」という言葉に新鮮な感覚を与えている。

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p.b.Vのホーム北海道では「焚火」ブーム。

これ以上そぎ落とせないくらいの機能と形態を備えた「焚火台」は、この企業の

主軸商品である。

じつはインドア派の私にも刺激と実感満載の見学ツアーだった。N.F

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