2015年11月アーカイブ

RWCの教え 3  協働

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RWCの教え③.jpg

RWCからは、目標達成において「協働」することの重要性も教えられた。

達成目標が難しいほど、他分野・異領域の知識や経験の結集が必要になる。

そこに「協働」という考えが生まれる。

同じ畑の常連や仲良し軍団では破れない壁があるという謙虚さが

「協働」に向かわせるのである。

 

日本代表チームにはメンタルから動体視力の専門家まで、様々な国から

多くの専門家が関わったとされる。

「強化に必要だから集めた」

というより、

「協働から生まれる可能性」

の方が重要だとエディは考えた。

 

しかし。。。集めるのは可能だろうが、まとめるのは難しい。

 

p.b.Vは小さな組織だが、数人の社外パートナーがいる。

国内外の様々な局面で難しい仕事をしている人たちだ。

月イチ程度で、当社でミーティングをする。 

オフィスと現場を往復するだけの我々にとっては知らないことばかり。

 

ここ1年ほど、多様な知識と経験をひとつの目標にまとめる難しさを痛感してきた。

エディは絶妙の舵取りをしたと漏れ聞くが、核心部分は企業秘密として公開はされない。

 

RWC最大の教えは、この「協働」の方法というべきものである。

 

ヌルいチームワークから「協働」へ。

思考停止の縦割り連携から「協働」へ。

 

答えはなく、自分で考えろ!それがエディの置き土産だ。

ここはひとつ楽観的にかまえ、「やってみなはれ」でやってみるしかない。

N.F

 

 

RWCの教え②.jpg次に考えさせられたのはエディの言う「基礎」の意味。

建築においてはもちろんのこと、

どのスポーツにおいても基礎の重要性が説かれる。

しかし、RWCを経て本当に必要とされる「基礎」の意味合いが明らかになって来た。

 

写真はゲームの1カット。

ボールをもって、相手に向かってまっすぐ加速。ここまでは誰でも出来る。

問題はこの後、さらにパスを出せるか。

ラグビープレイヤーなら共感できる難しさが凝縮されている。

まっすぐ加速すると、視野は前方に限られる。

そこから減速せずに斜め後ろに正確にパスを出すのは非常に難しい。

ちなみに写真の次の瞬間に、ボールをもったプレイヤーがパスを出せたら

トライだった。

 

まっすぐ加速してパス!

まっすぐ加速してパス!

まっすぐ加速してパス!

ミスなく3人が連続して出来たら、4人目にチャンスが到来するだろう。

 

「まっすぐ加速してパス。」

基礎といえば基礎だが、実戦形式で練習すると高度な技術が必要となる。

かなり上手い人でも5割はミスる。

 

これを基礎とするか、もっと低レベルのパス練を基礎とするか。

基礎の水準をあげると、仕上げの質も上がるという、

建築の施工管理とデザインの関係にも通じる話である。

まっすぐ加速してパス!

N.F

 

 

RWCの教え 1  言語

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RWCの教え①.jpgRWC=ラグビーワールドカップが閉幕し、エディ・ジョーンズヘッドコーチはジャパンチームを去った。

国の文化やラグビーを取り巻く環境を熟知することから、組織づくりを始める姿勢は刺激的だ。 

 

まずは言語の問題。

エディーさんは挨拶以外、日本語を話さない。

凄腕同時通訳を横に、機関銃の様に英語をしゃべりまくった。

ラグビーの世界共通言語は英語。

そしてフィールドの内外でラグビーを巡る英語のニュアンスは奥深く繊細だ。

表現の中に称賛やけん制が同時に含まれる。

それを瞬時にくみ取るためには、高い語学力と質問力が必要となる。

英語を操作できないと、ラグビーを取り巻く環境を支配できない。

日常会話レベルで満足している私には理解不能の景色が広がっているのである。

日本国内に入ってくる海外情報はその一部を切り取ったものに過ぎない。

 

エディーは日本チームの主将にバイリンガルのリーチ・マイケルを選んだ。

プレイヤーとしての資質に加え、バイリンガルはゲーム支配の必要条件だと解っていたからだ。

 

今回のRWC好成績から学ぶべきは、「言語」を操縦することの大切さ。

 

多国籍の選手が世界中の国代表に入り混じるというラグビーの現実。

パス練より英語練!!  私はやってられん!N.F