2014年9月アーカイブ

イチスジ・ニヌケ・サンドウサ.jpg
日本映画の黎明期、ある巨匠が活動写真の完成度を高めるための優先順位についてこう言った。
 
 1スジ 2ヌケ 3ドウサ
 
「ス  ジ」とはストーリー。
「ヌ  ケ」とは画像やセットの見易さ、美しさ。
「ドウサ」とは役者の演技。

どれも大切な要素なのだが、巨匠が絶対的な優先順位を明言したことにより、
映画監督でもない私までもが数十年の時を経て考えさせられるハメに。
 
巨匠の真意はさておき、私がまず思うのは
「人々はストーリーに飢えている」という事実。
 
我々のようなモノづくりの奴隷ともいえる人種は、ついついマニアックな世界に
安住したくなる。
減量中のボクサーの様に、視野狭窄も甚だしい。
つまり「ヌケ」にばかり注力する傾向にあるのです。
 
一方で、「スジ」を考え抜くという苦行に向き合わなければ、モノ自体の完成度も
上がらないということも認識はしている。
 
しかし、「スジ」つまりストーリーを編み出すのは容易なことではない。
カタチに頼り切っている我々には、ほとんど苦行といっていい。

人の心に素早くササり込み、あっという間に脳内で拡散し、モノへの理解や興味を加速する
そんなストーリーをどう捻出するか。
しんどい日々が続く。
 
 
 
写真は映画監督ジャック・タチによる「プレイタイム新世紀修復版」1967年。
 
「大きなスジ」の中にいくつもの「小さなスジ」が埋め込まれて、
どんどんシーンが展開する。
 
都市も建築もすべてがセットでできていて、「ヌケ」が素晴らしい。
 
役者の「ドウサ」はほとんど機械仕掛けのようにアッサリしている。
N.F
 

_ビルハック.jpg
現代社会ではあらゆるものが「乗っ取りの対象」となる。
インターネットサイトだけではなく、乗り物や企業、果ては土地や建物まで。。。
 
今晩20時00分00秒きっかりに、我々が地道に労働に励む雑居ビル全体が乗っ取られる。
B1カラオケ店 1Fジャズ喫茶 2F洋食屋 3F設計事務所。
全店舗がハックされてしまう。
 
2010年に続いて2回目のハック被害だ。まったく、勘弁ねがいたい。
しかし事前防御策はまったくない。それがハッカー脅威の所以だから。
 
そして今回は、ハッカーの数が増殖している。
 
中には東京の有名商店街全体をハックしている凄腕も交じっている。

おそろしい。おそろしい。。。でも、少しワクワクしている心は禁じ得ない。
 
どうぞ、私の心もまでもハックしてください。

 
ハック被害のレポートは後日まとめて総括したい。
 
おそろしい。ああ、おそろしい。。。ちょっとたのしい。。。。いや、すごくたのしい。
N.F