2014年5月アーカイブ

打ち上げ

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ひとつの仕事が終わったら必ず「打ち上げ」を行う。
我々はこの「打ち上げ」という行事に異常なコダワリをもっている。
 
仕事の完工祝いが主眼ではない。
 
また慰労会的な雰囲気も厳禁。
多忙な皆さんには傷口をなめ合っている時間はないはずだ。

キツい仕事を乗り越えたメンツにだけ蓄積されている経験値。
我々としてはこれを掘り起して共有したいのだ。
 
映画製作の現場では、監督の名前に「組」をつけてチーム名としている。
つくる題材が違っても、ある監督のもとには毎度決まった製作チームのメンツが集う。
 
その都度待ち受けている未知の挑戦には、継続的なチーム編成が必要となる。
毎回違うメンツでは、自信をもって敵とは向かい合えない。
 
構想し、議論し、試作し、改良し、完成し、フォローする。
そして「打ち上げ」。
 
この不断のサイクルを丁寧に反復するうちにチームワークが見る見る進化する。
 
最近、この進化を何度も目の当りにしてきた。
 
多くの強豪たちと闘ううちに、どんどん鍛えられるラグビーチームの様に。
 
 
この日もアツい「打ち上げ」を励行した。

 -迷ったらモデリング
 -確信を得るにはモックアップ
 -発注者と設計者と製作をつなぐのは図面ではなくストーリー
 -興味こそモノづくりの原動力
 -お互いに泳がし合う余裕をもて
 -最近の流行として、、 店的な家。家的な店。
 
当社2階の洋食店「キッチン館(やかた)」の特別メニューで酒もすすみ、
かろうじて頭に残ったことを未整理のまま列記させて頂いた。
 
構想し、議論し、試作し、改良し、完成し、フォローする。
そして「打ち上げ」。
 
構想し、議論し、試作し、改良し、完成し、フォローする。
そして「打ち上げ」。 
 
正確に、丁寧に、反復するべし。
正確に、丁寧に、反復するべし。
N.F

イリビタリ

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タテコモリについてさらに考察を深めるため、イリビタリについて考える。
 
原宿界隈は私が20代後半、イリビタリの数年間をすごした街だ。
 
 仕事に明け暮れ、
 スタジアムで絶叫し
 神宮や外苑で酸素吸入し、
 家のような食堂で飯を食い、
 路地裏の居酒屋で沈没した。
 
平日週末祝祭日を問わずまさにイリビタリ状態だった。
 
居心地が良かったのか悪かったのか、まったく覚えていない。
ただ生命活動のための集積回路の中をうごめいていたにすぎない。
 
イリビタリという言葉に輪郭を与えてみると、無防備、無意識、日常、開放・・・
 
ではタテコモリの輪郭は、戦闘態勢、意識化、反日常、封鎖・・・
 

我々が、京都や北海道で取り組んでいくリノヴェプロジェクトの基本方針は
原宿という街が持つ機構、生理、雰囲気の反対を体現するものでなければならない! 
 
重要なのは、その結果、見慣れないながらも魅力的で時間を過ごしたくなる空間になるかだ。
 
しかし、結論は急いではならない。
引き続き、徐々に熟成させて行きたい。
 
東京は2020に向けて近視眼的な多忙さであるが、
我々は北海道から2021以後を考えている。
N.F