2013年12月アーカイブ

脱-現場

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脱現場.JPG
「事件は現場で起こってるんだ!」
とか
「ヒントは常に現場にある!」
など、どの仕事においても「現場」が大切だという主張をよく耳にする。
 
はたしてそうか!
 
 
昔私の師匠は、すぐに現場に行きたがる私を引きずりもどし、罵倒した。
 
「現場から離れる勇気をもて!この臆病者めっ!」 と。
 
現場を無視しては、いかなる案も意味はないが
発想の出発点は「現場」から遠く、遠ーくになければ
現況を変えることなど叶わない。
 
現場の空気に飲み込まれて、発想の起点が現場に頼ったものになったとき
つまらない案になりさがる。 
つまり「案=いいわけ」
 
現場の声に耳を傾けつつも、頭の芯は全く違う場所に置いてこそ
本当にお役にたてるモノづくりができる。
 
従って現場とオフィスが遠くても全く問題ではない。
むしろ接近戦になったとき、見落としや慢心が生まれる。
 
写真は、現在進行中の図書館全体を「森」にリフォームするプロジェクトの
イメージである。
 
毎週、たくさんのフロア担当の皆様から厳しくてアツーい意見が山のように寄せられ
図面は短時間のうちに真っ赤かになって行く。
 
ただし、意見は全身で受け止めてはいるが、頭の芯は会議室にはない、、、
「森」の奥深くに安置されている。
  
そんな状況を何とかギリギリ維持している。
 
 
「現場から離れる勇気を持て! この臆病者めっ!」
 
「ラジャー!」 
 
なぜか「!」が多発する今日この頃である。N.F