2013年3月アーカイブ

普段着で戦え!

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「今日は普段着の野球をしろ」とか
「決勝戦は普段着のラグビーをする」とか
そんな言葉を耳にしたことがあるが、聞き流すことにしている。
なぜか?みんなユニフォームを着ているから。
 
 
そんなヒネくれた私の考えを根底から覆した男がいる。
 
雪を見るのがはじめてというその男は、戦いの前夜東京からやってきた。
しかもラグビーをするのも初めてというその出で立ちは「普段着」だった。
 
革靴にチノパン、カーディガンというトラッドな服装で雪上のラグビーに
挑んだ。
 
メガネだけは外しなさいという指導のため、若干ボールが見にくかったらしい。
 
試合後の懇親会も同じ服装、そのまま空港から帰路についた。
 
出で立ち同様、酒を呑んでもテンションが上がることもなく
水分を含んで変形したカーディガンを着たまま、淡々とビールを飲んだ。
 
はじめてお目にかかるこの方の名前も知らないが、「普段着の男」という
ニックネームをつけて私はすっかりハイテンション。
 
「普段着の男」。。。
 
何のヒネリもない、あまりになさ過ぎる呼称だが、かえってその凄さが実感できる。
 
次回から「普段着の野球」「普段着のラグビー」という掛け声を耳にしたら
聞き流すわけにはいかなくなった。
 
普段着の男。
真夏でも「普段着」のままなのか?
カーディガンだけは脱いだ方が良いのではないだろうか?
 
なんか「普段着」の意味合いがおかしくなってきたが
季節も春に向かおうという今日この頃、
どうしてもこの男のことだけは書き留めておきたかった。
N.F

artに乞え。Ⅱ

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理屈と屁理屈で脳ミソの容量がイッパイになったあなた。
エラーが怖くて、マジメで正しい方向にしか考えられなくなったあなた。
新しさとイカガワしさの峻別がつきにくくなったあなた。
 
その脱出方法は「artに乞え」。
 
artの定義はこうだ。
 一、何の役にも立たない
 一、存在の意味を限定できない
 一、でも何だか凄い

これに当てはまるなら、石ころから煙草屋のオバンまですべてartだといえる。
 
その意味でF.Baconの絵はartとしかいいようがない。
 
2畳大の画角の真ん中にヒトらしき形跡が描かれている。
全ての絵はほとんど同じである。
 
絵の前に立ったあなたはまず、このように思うだろう。
 - ヒトなのか?何をしているのか?

 
そしてその意味を探ろうと、あらゆる角度や距離を動くうち
正面から4mくらい離れて視ると、ヒトらしき形跡とガラスに
反射した自分の姿が重なることに気づく。
この時、絵は一層視にくく、描かれた意味はより理解しにくくなる。
 
それであなたは、このように思うだろう。
 - 絵の中にいるのはヒトなのか俺なのか? 俺は何をしているのか?
 
 
ついつい時間を忘れて見入っていると、頭が空っぽになっていく快感を味わえるのだ。
そして絵の意味を完全に放棄出来たとき、絵はサイコーにカッコよく視えてくる。
 - これこそがartの教えだ!
 
 
しかしこう叫んだ瞬間、またもや次の気付きが訪れる。
 
モノをつくる仕事において、メッセージ性やストーリー性ばかりが求められる昨今、
ほとんど解釈不能で、しかも視る人を魅了するようなものをつくることは至難であり、
極度の冴えと謙虚さを必要とする仕事であるという事実。 
 
Baconは17歳の時、路上の犬の糞をみてインスピレーションを受けたのだそうだ。 
 
 一、何の役にも立たない
 一、存在の意味を限定できない
 一、でも何だか凄い
 
フランシス ベーコン展にて。N.F

3つのボタン

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企業活動をしている限りは「売り」があるはずだ。
「売り」は時流に左右されないのが望ましいが、そうは行かない。
 
何年かに一度は「売り」もメンテナンスが必要だ。
 
世の中の流れが変わる、あるいはある分野で実績が認められる、
またあるいは、「売り」が売れなくなって来た・・・
 
理由はいろいろあるが、当社でもメンテの時期を迎えている。
大体5~7年周期だろうか。
 
短いか長いかはさておき、メンテ期間中は誠実に自分たちの「売り」に
向き合わなければならない。
 
重要なことは「売り」を整理すること。
 
 「売りたい」のか
 「売れそう」なのか
 
「自社の願望」なのか「世の需要」なのかの見極めである。
 
ここが難しい。すべての企業は割合の違いはあれど両性具有である。
 
約1週間のメンテで、当社の「売り」を3つのボタンに整理した。
 
未公開だが内容としては「願望」の率が高くなった。
しかしこれは我々の商売の性格上、仕方のないことだ。
 
ビジネスは常に現実との闘い。それは疑いのない事実だから、
まずは自社の売り、つまり「立ち位置」を明確にすることが肝要なのである。
 
「売りたい」けど「売れない」、そういう時代だからこそ「売りたい」を研がなければ。
 
貴社ではどのようにお考えでしょうか?N.F
 
写真はHPのリニューアル予定の1画像。
まだクリックしても何も現れませんので悪しからず。