2012年8月アーカイブ

エジソンに乞え.jpg

出したはずの夏の宿題、再提出するハメになった。ホッカイドウでは新学期が始まってるのに困ったもんだ。
 
お題はエジソン。
 
伝記ひとつ読んだことがないので、BS歴史館という番組でのエジソン特集を、夜な夜な5回も見ることに。

エジソンの凄いところ。

 ‐ 長く寝る奴はバカだと考えてたこと。
 ‐ 多くの人間に給料を払ったこと。
 ‐ ハイウェイをつくったこと。
 ‐ ヤンキースタジアムをつくったこと。
 
どれも全くマネする気にもなれない。
 
 
しかし、いいところばかりではない。
 
 ‐ 音楽はカントリーしか聴かなかったこと。
 ‐ 経営者なのに現場にシガミついたこと。
 ‐ 家族旅行中も仕事の話をしまくったこと。
 ‐ 便利になり過ぎた社会を想像できなかったこと。 
 
これらには大いに学ぶことが出来る。
 
まず、カントリー以外にもロックや演歌も聞くべきだ。自分の趣味意外を認めないのは豊かではない。 
 
次に「金勘定と夢の追求」の両立は難しいということだ。
 
また仕事のOFFモードがないと家庭から無視されることになる。
 
そして最後が肝心だ。つくりまくったモノが社会に充満した後に何が起こったのか。

経済デフレ、失業、大量廃棄、二酸化炭素、温暖化・・・
 
恐ろしいことだが、現実だ。エジソンの偉大さと残念さ、特に「残念さ」に尊敬の念を込めて向き合うことこそ、モノづくりに携わる人間には必要だ。
スティーブ・ジョブスばかり追ってると見失ってしまう。
 
 
 番組をチョイ見したくらいで、何を偉そうにっ!
 宿題やりなおしっ!

N.F

夏休みの宿題

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夏休みの課題.jpg
お盆中は出力60%で仕事をし、残りの時間で夏休みの宿題に取り組んだ。
といっても偶然に手に取った本と録画をいくつか眺めただけだが。
 
本・・・「それでもやる 辰吉丈一郎」 
 
録画・・・「ダークエイジロマン大聖堂」 「ロンドン五輪開会式」 「J.ウィルキンソン インタヴュー」
 
 
「それでもやる」の感想文
 それでもやりますか? そこまでしてやりますか? やるんですね。
 どんだけボクシングが好きなんですか。
 好きと言っても試合だけじゃないんですね。
 トレーニングや減量もふくめて全部が好きなんですね。
 自分の仕事をここまで俯瞰できる才能、すこし頂きたいです。
  
 
「ダークエイジロマン大聖堂」の感想文
 どの時代でも、どこの国でもモノ造りバカはいるんですね。
 12世紀のイングランド、野望と陰謀にまみれ、自分が死ぬかもしれないのに造るんですね。
 どんだけ造るのが好きなんですか。
 自分も仕事にそこまでの心根を持ちたいとは思いますが、まだ死ねません。
 
「ロンドン五輪開会式」の感想文
 スタジアムという空間的制約の中で国の成り立ちをプレゼンするのは難しい仕事です。
 演出もさることながら、照明やセットデザインが担う役割の大きさを感じました。 
 アナログでダイナミックなショーの展開は、スタジアム全体がデジタル制御されているから
 可能なのかもしれません。
 勉強になりました。
 

「J.ウィルキンソン インタヴュー」の感想文
 ベッカムと並ぶくらい有名なイングランドのラグビー選手です。
 完璧な男と言われる選手から、こんなにも辛い選手生活の話が披歴されるなんて意外です。
 国を背負うとはこれほど大変なんですか?
 ハッピーな話も笑顔も全く無いインタヴューに、かえってこの選手の偉大さを感じました。
 自分と生きている世界の違いに唖然としました。当たり前ですが。
 
 
総括するなら、レベルの高い仕事をするには、アイデアと技術と時間と忍耐とお金が
必要だということだ。
そして余りに突出した才能には危険が付きまとうという事実。
まあ、この点には心配無用だが。

宿題の成果は、各プロジェクトでのアイデアラッシュに活かされることと思う。
N.F
 
 
 

メソッド.JPG

 
  スポーツの世界では、一つの成功をもたらしたメソッドは、まさに成功した事実によって
  ありふれたものになり、やがては御用済みとなる。
  みんながありがたがるメソッドに背を向ける者が新たな地平を切り開く。
        
                                        8月8日 日経新聞朝刊 より
 
 
毎年8月に行われる「網走ラグビーフェスティバル」は好感のもてるイベントだ。
たくさんの国内強豪チームが集い、無料で練習マッチが公開される。
 
最上質の天然芝は、もとは小石のころがる土のグラウンドだったそうだ。
市の職員の方が石拾いをし、時間をかけてここまでのフィールドに育った。
 
土手に座り、半日ずっーとゲームを見る。とにかく見る。絶対に考えない。
ただ見る。頭を白にして見る。
 
デカいなー。クロいなー。痛そうやなー。・・・5年間そんな感じだった。
 
しかし、今年ひとつ考えることがあった。
外国人のコーチがやたらと多い。監督ではない。コーチだ。
臨時コーチかもしれない。常勤かもしれない。
 
それにしても、今年は多すぎる。
 
冒頭の記事は網走から帰ってからふと眼に留まった。
私が文面を読んで感じたことは、、、
 
 
 
    - メソッドの切れ味は己の実感でのみ磨ける。
 
 
外国人コーチを招くことの是非をいってるのではない。
 
「骨の髄まで楽しむ」にはどうあるべきか、その話だ。
  
 
答えは明快なはずだ。
 
自分たちで考え、失敗して、漸進を図る。これしかない。
 
スポーツを通じて「勝ち取る」ものは勝敗だけではない。
滅茶苦茶な楽しさこそ勝ち取る対象だ。
それは己の実感が積み上がったときのみに得られるもの。

 
第一、外国人からコーチングなんて受けてたら、その国には絶対勝てない。
 
 
なぜ? 最重要機密は他国には教えない。N.F
 

        

プロトタイプ

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プロトタイプ.jpg
プロトタイプ・・・
原型や試作という意味だが、我々はもう少し含みをもたせている。
 
プロトタイプの使命は、この世に生まれるであろう実物が「闘える奴」かどうかを事前に試すことにある。
 
  - 状況を一変させるパワーはあるか?
  - 技術の可能性をフル活用しているか?
  - 何十年もつのか?
  - 飽きられないか?
  - 世界で通用するのか?
  - で、御いくら万円かかるのか?
 
プロトタイプは模型などの立体物とは限らない。ラフスケッチやグラフィックの場合もある。
 
「闘えるか?」、その問いにリアクションしてくれるなら形式は何でもよい。
 
 
なんだかわからんが、イケてそう。
 
これが一番危険だ。
 
なぜ、イケてるのか?   どうイケてるのか?
 
現在我々が取り組んでいる仕事のいくつかは
プロトタイプなくしては、危険でつくれないものがある。
 
我々が取組むべきは、希望に満ちた完成図ではなく、闘いに明け暮れるプロトタイプである。
 
写真は、いま開発途上の不正形16面体のスツールである。
いくつかの特殊機能を持ち、集合すると風景を一変させる。
大きな公共空間を再生するための「小さな建築」でもあるのだ。
 
もちろん石庭に置くわけではないが、世界的に有名な風景の中でも「闘えるか?」
それを問いかけている。
 
 
 
高い技術とcrazyな情熱をもった有力企業
とのプロトタイプづくりに取り組み始めた。N.F