細分、統合。

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数ヶ月まえから、ある都市の開発プロジェクトの取り組んでいる。完成には5~10年はかかるだろう。規模のわりに長い。色んなパズルを解きほぐす必要があるからだ。
お題は・・・                                  
                                        
・都市の現状にマッチしないお決まりの公共住宅をヴァージョンアップすること。
                                   
・公共投資が地主による開発を誘発する「玉突きプロジェクト」になること。
      
                                         
「バラ色の提案を如何に回避するか。」                                                                     
                                            
ここが重要である。                               

暗中模索においても握り続けられるもの。

様々な立場や思惑の相違を強引に接着するもの。
                                                                                                                   
                                                          
そういったものの上に現れる建築の姿に我々は心酔する。              
                           
しかし、それを求めるには時間と労力がかかる。

有能なサッカープレーヤーの様に「無駄走り」を厭わない我々は、手始めに「都市の軌跡」をトレースすることにした。
     



常次郎、傳右衛門、七郎右衛門・・・130年前、この都市を切り拓いた人たちだ。   そして今もその苗字は地主に引き継がれている。
この街の目抜き通りは、大正期には商家が通りを挟む堂々とした雰囲気が達成されていた。                 
しかし平成の現在、創成期のゆったりとした町割りは相続や転売の末、断片化が進行したPCハードの様に細分を極めている。                                             
                                   
地割と人心の統合。これが本プロジェクトの命題である。